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Game of the Lotusを通じて遠野の価値を共有するみなさまに、推奨する行動とご遠慮いただきたい行動をお伝えします。

  1. 遠野という地域、TONOというシェアード・ワールドにネガティブな影響を与えないこと
  2. Game of the Lotusに固有の権利を侵害したり、許可のない商用利用によってGame of the Lotusのビジネス機会にネガティブな影響を与えないこと

原則として、私たちはGame of the LotusのNFT *1 に関わるあらゆる創作を推奨します。創作のなかには、キャラクターの画像を写真加工アプリで編集したものをソーシャルメディアに投稿することも、ブロックチェーンのデータを使ってサードパーティのアプリを開発することも、あらゆることが含まれます。

私たちがこの方針を持つに至ったのには、ふたつの理由があります。

ひとつめ。Game of the Lotusというコンテンツは、遠野に伝わるコモンズ(共有財)である伝承と、宇夫方広隆、伊能嘉矩、柳田國男、佐々木喜善、水野葉舟らのパブリックドメイン(公有)に帰した作品のうえに成立しています。いわばGame of the Lotusは「TONO」というシェアード・ワールドにアクセスすることによって生まれたコンテンツであり、過去にも折口信夫、桑原武夫、吉本隆明、三島由紀夫、加藤秀俊、米山俊直、水木しげる、そして現役の作家らが同じように創作を行ってきました。ゆえに、私たちは、Game of the Lotusを通じて創作に取り組むみなさんの活動を強く奨励したいと思います。それは、私たちが遠野やTONOから影響を受けて創作をした行為と同じものだと考えるからです。さらに、私たちはその行為を指すにあたり、「二次創作」という言葉をあえて用いません。コモンズやパブリックドメインにアクセスして、価値を共有する行為を等しく「創作」と呼びたいと考えているためです。

ふたつめ。私たちはGame of the Lotusのデータの大部分を、ブロックチェーンに記録し、動かします。ブロックチェーンには特定少数の管理者がいない代わりに、不特定多数の参加者の貢献やふるまいによって維持されています。私たちがその仕組みのうえにサービスを構築するということは、参加者のみなさまの力を借りるということであり、それが互恵的な関係であり続けるためには、Game of the Lotusを構成可能性が高い状態にひらいておくことが大事だと考えています。

このような考えから、あらゆる創作を奨励するのが私たちの方針です。そして、この取り組みを長く続けていくために、ご遠慮いただきたい行動について2点のガイドラインを設けました。その自由のなかで、私たちと一緒に創作を楽しみましょう。

判断に迷う場合には、以上の原則とふたつの理由に戻って検討いたします。

Game of the Lotusの世界へようこそ。

2022年10月19日 Game of the Lotus Project